会社案内

代表挨拶

経営理念は「生きる喜びの分配」

近年、中小企業の後継者不在が大きな社会問題になっています。また、後継者がいても新型コロナによる経営環境変化のために展望を見いだせず、事業承継の延期が報告されています。このような時に代表取締役を引き受けることを決意致しました。当社に事業承継計画は存在せず、自ら後継を申し出たわけでもありませんが、時が満ちてこの決断に導かれたのだと受け止めています。ここに至る11年間を振り返りますと、ずぶの素人が、知的資産の承継皆無の境遇に耐えながら自ら学び、理念も生みだしつつ財務改善と人材育成両輪の経営改革に粘り強く取り組み続けるのは厳しすぎる道のりでした。しかしその苦難の中で、これが私に与えられた使命ではないかという思いに変えられていきました。

私は人間として最も大切なことは自分自身に正直であることだと思っています。そして、他者に対して誠実であることはビジネスパートナーとしても非常に重要です。正直、且つ、謙虚に、小事にも心をこめて成すことを自らの特性として、培われてきた自らの感性を大切にこれからの大任を果たしていきたいと思います。
私はこれまで、常に「何をするか」という行動よりも、自らの存在理由、「生き方」「在り方」に視点を定めて経営改革を進めてまいりました。その積み重ねによって土壌が耕され、社内の気風が変わっていく中で人材が育ってまいりました。その道程は当社ブログ『being & doing』に記録されているとおりで、社員みなが同じ方向、同じ目的に向かって邁進できるよう整えられました。それはすなわち、それぞれが主体的な生き方に変えられてきたからだと思っています。これらのことから拙い経験ながらも思いますことは、経営者の生き方や人格が社員や社風に大きく影響を与えいくということです。それだけではなく、互いに影響し合う仲間に成長していく手ごたえを感じております。
信頼関係があればそれが善循環となって善きものを生み出し、何よりも生きがいを感じて生きていくことができます。現代は所属や肩書きではなく自分の存在感を出す " self-identity " 時代に変わっています。会社としても互いに感化し、高め合える雰囲気でないと立ち行かなくなります。そのことからも全ては人間性こそが大切であり、私たちは仕事を通して人格を磨き、幸いな生涯を築き上げていきたいと思うのです。

これからもすべてのことに意味があることを忘れないで、試練の時は過去の恵みを思い出して情熱を再燃させ、心が弱ったときには地上を去るときに思いを馳せて、悔いのない人生をと自らを励まして立ち上がりたいと思います。これからも日々自らの座標軸を正し、往く道をまっすぐにされて、社員みなが物心両面に幸せであり、社会に貢献できるように厳粛な努力によって遂行してまいります。生きる喜び、生かされる喜びを分配したい、それが私の経営理念であり経営目的です。
地球環境が破壊された今、自分さえよければよい、自社さえよければよいというのではなく、後世の世代のことを考える人間を育てていかなければならないことも痛切に感じています。私たちは自分一人ぐらい、どう生きても変わらないと思いがちですが、一人ひとりの生き方はとても大切です。そのことを心がけていけば自分自身が変わり、周囲も変わっていくでしょう。今よりまた、心新たに私に賜っている使命を果たしていきたいと思います。心を高くあげて!

代表取締役会長
藤本 知子